ハタ釣りやライトショアジギングに使うリールを探していると、シマノのナスキー・アルテグラ・ストラディックで迷う人は多いと思います。
価格を抑えるならナスキー。
少し予算を上げるとアルテグラ。
さらに上にはストラディック。
価格帯はきれいに分かれていますが、「高いモデルほど自分の釣りに合っている」とは限りません。
僕自身、初夏から秋にはハタを狙い、秋から冬にはショアジギングにも使えるリールとして、この3機種を実際に購入候補として比較しました。
その結果、僕の中に最後まで残ったのが25アルテグラです。そして購入直前には「そもそも自分にC5000XGほどのラインキャパシティが必要なのか?」まで考え直し、最終的には25アルテグラ4000XGを購入しました。
この記事では26ナスキー・25アルテグラ・23ストラディックのC5000XGに絞って公式スペックと搭載技術を比較しながら、どんな人にどのモデルが合いやすいのか。そして実際に比較した僕が、なぜ最後にアルテグラを選んだのかまで整理します。
結論|予算・軽さ・剛性のどこを重視するかで選びたい
最初に3機種の違いをシンプルに整理すると、次のようになります。
| モデル | 選ぶときのポイント |
|---|---|
| 26ナスキー C5000XG | できるだけ予算を抑えたい |
| 25アルテグラ C5000XG | 価格・重量・性能のバランスを重視 |
| 23ストラディック C5000XG | 剛性や耐久性まで重視して長く使いたい |
僕自身の「ハタを中心に、ときどきライトショアジギング」という使い方で比較した結果、機種として選んだのは25アルテグラでした。
ただし、26ナスキーの価格と基本性能はかなり魅力的ですし、使用頻度が高く剛性や耐久性をより重視するならストラディックにも明確な選ぶ理由があります。
そして僕の場合は、機種をアルテグラに決めたあと、さらに番手まで考え直したことでC5000XGではなく4000XGに着地しました。
26ナスキー・25アルテグラ・23ストラディックのスペック比較
まずはC5000XG同士の基本スペックを比較します。
| 26ナスキー | 25アルテグラ | 23ストラディック | |
|---|---|---|---|
| ギア比 | 6.2 | 6.2 | 6.2 |
| 実用ドラグ力 | 6kg | 6kg | 6kg |
| 最大ドラグ力 | 11kg | 11kg | 11kg |
| 自重 | 300g | 275g | 290g |
| PE1.5号 | 400m | 400m | 400m |
| PE2号 | 300m | 300m | 300m |
| 最大巻上長 | 105cm | 101cm | 101cm |
| ハンドル長 | 57mm | 57mm | 57mm |
| ベアリング | 5/1 | 5/1 | 6/1 |
| メーカー希望本体価格 | 16,000円 | 23,500円 | 31,000円 |
こうして見ると、意外なことに最大ドラグ力やラインキャパシティにはほとんど差がありません。
むしろ目につくのは価格と重量です。
そして最軽量なのは、最上位のストラディックではなく25アルテグラC5000XGの275gです。
26ナスキーC5000XG|価格を抑えたいならかなり強い
まず26ナスキーC5000XG。
メーカー希望本体価格は16,000円で、今回の3機種ではもっとも安価です。
それでも最大ドラグ力11kg、PE1.5号400mという基本スペックは、アルテグラやストラディックと同等です。
さらに26ナスキーにはHAGANEギア、Xシップに加えて、インフィニティドライブ、サイレントドライブ、アンチツイストフィン、コアプロテクトなどが採用されています。
特にインフィニティドライブは高負荷時の巻き上げ性能に関係する技術なので、負荷のかかるハタ釣りやライトショアジギングを考えても魅力があります。
一方、自重は300g。
25アルテグラとの差は25gあるため、ワームを長時間操作するロックフィッシュでは、この重量差をどう考えるかがひとつのポイントになります。
「まずは予算を抑えてハタやライトショアジギングを始めたい」「多少の重量差より価格を優先したい」という人なら、最初に確認しておきたいモデルです。
25アルテグラC5000XG|価格・重量・性能のバランスが魅力
次に25アルテグラC5000XGです。
メーカー希望本体価格23,500円で、ナスキーとストラディックのちょうど中間に位置します。
大きな魅力のひとつが、自重275g。
今回比較する3機種ではもっとも軽く、26ナスキーより25g、23ストラディックより15g軽量です。
さらに、マイクロモジュールギアII、インフィニティクロス、インフィニティドライブ、サイレントドライブ、アンチツイストフィン、Xプロテクト、ロングストロークスプールなどを搭載しています。
特にハタ釣りではキャスト後にロッドを使ってリグを操作する時間が長いため、必要な強さを確保しながら重量を抑えられることは魅力です。
ナスキーより予算は上がりますが、重量や搭載技術まで考えると、価格と性能のバランスを取りやすい位置にいるように感じます。
実際に僕自身も3機種を比較した結果、最終的に選んだ機種は25アルテグラでした。「予算はある程度抑えたい。でも数年間使うメイン機として、軽さや性能にもこだわりたい」という人なら、比較する価値の大きいモデルだと思います。
関連記事:25アルテグラC5000XGを本気で検討して、最終的に4000XGを選んだ理由
23ストラディックC5000XG|剛性と耐久性を重視するなら
3機種の中でもっとも高価なのが23ストラディックC5000XGです。
メーカー希望本体価格は31,000円。
自重は290gなので、アルテグラより15g重くなります。
それだけを見ると「アルテグラの方が軽いなら、ストラディックを選ぶ意味は?」と思うかもしれません。
大きな違いのひとつがHAGANEボディです。
シマノはHAGANEボディについて、高剛性の金属ボディによってリールのたわみや歪み、ねじれを抑え、ギアの噛み合わせを守る構造と説明しています。
さらにドラグにはデュラクロスを採用。シマノの比較テストでは、従来のドラグワッシャーに対して耐摩耗性を10倍以上に高めたとされています。
ハタや青物など、負荷のかかる魚を相手にしながら長期間使うことを考えると、こうした剛性・耐久性はストラディックを選ぶ理由になります。
「軽さや価格よりも、負荷のかかる釣りで使う安心感や剛性を重視したい」という人なら、ストラディックまで比較する意味があります。
価格差は何に払うのか?
この3機種を比較するとき、単純なドラグ力や糸巻量だけを見ると「ナスキーで十分では?」という疑問が出てきます。
実際、それは間違った考え方ではないと思います。
最大ドラグ力11kg、PE1.5号400mという基本スペックだけなら、26ナスキーでも十分に充実しています。
そこからアルテグラへ予算を上げることで、軽量化やマイクロモジュールギアII、インフィニティクロス、Xプロテクト、ロングストロークスプールなどが加わります。
さらにストラディックでは、HAGANEボディやデュラクロスなど、剛性やドラグ耐久性にも重点が置かれています。
つまり価格差は単純な「魚を釣れる・釣れない」の差というより、重量、巻きごこち、剛性、耐久性、長期間使ったときの安心感などに対して払うものだと考えると分かりやすいと思います。
ハタ釣りだけならどれを選ぶ?
堤防やゴロタからハタを狙うことを中心に考えるなら、僕ならナスキーかアルテグラをまず候補にします。
できるだけ予算を抑えるなら26ナスキー。
長時間のロッド操作やタックル全体の重量まで考えるなら25アルテグラ。
ストラディックの剛性は魅力ですが、一般的なショアからのハタ釣りで、すべての人にそこまでの予算が必要とは思いません。
ハタ+ライトショアジギングならどれを選ぶ?
ここまで用途を広げると、25アルテグラと23ストラディックの魅力が大きくなってくると思います。
ライトショアジギングではキャスト回数も増え、青物とのファイトではリールにも負荷がかかります。
価格と重量のバランスを重視するならアルテグラ。
使用頻度が高く、剛性や耐久性まで重視するならストラディック。
一方で、まずは予算を抑えて両方の釣りを始めたいならナスキーも候補から外す必要はありません。
関連記事:ハタ釣りのリールは4000番・5000番どっち?違いと選び方を徹底比較
比較の結果、僕に残ったのは25アルテグラだった
この3機種を比較していた当時、僕が想定していたのは9ft6in前後のMHクラスのロッドにPE1.5号を組み合わせ、初夏から秋にはハタ、秋から冬にはショアジギングを楽しむ使い方でした。
月に何十回も釣行するわけではありませんが、購入したリールは数年間メイン機として使いたい。
26ナスキーとの差額を考えると最後まで悩みました。
それでも数年間使うことを考えると、軽さや搭載技術の違いには自分なりの価値を感じました。
逆にストラディックまで予算を上げるかと考えると、HAGANEボディやデュラクロスは魅力的ですが、自分の釣行頻度や使い方では、そこに追加で予算をかけるよりアルテグラとの価格差を取るという判断になりました。
だから僕にとってアルテグラは、「妥協して真ん中を選んだ」のではなく、必要なものと価格のバランスを考えた結果として最後に残ったリールでした。
ただし、実際に買ったのはC5000XGではなく4000XG
ここで、この比較にはひとつ“その後”があります。
C5000XG同士でナスキー・アルテグラ・ストラディックを比較した結果、機種としては25アルテグラに決めました。
ところが購入直前、最後にもう一度考えたのが「そもそも自分にはC5000XGが必要なのか?」ということでした。
僕のメインはあくまでハタ釣りです。普段使うPEは1.5号。そしてC5000XGのPE1.5号400mというラインキャパシティを、自分の釣りでは使い切りません。
一方、25アルテグラ4000XGでも最大巻上長は101cm、最大ドラグ力は11kg、PE1.5号は320m巻けます。
それならハタ釣りを中心に使う僕には、C5000XGより10g軽い4000XGの方が合っている。
そう考えて、最終的に25アルテグラ4000XGを購入しました。
現在はPE1.5号を巻き、ハタ釣りのメインリールとして使っています。
つまり僕の場合、3機種を比較した結論は「アルテグラ」で変わりませんでした。ただ、実際に買う段階まで進んだことで、機種選びとは別に番手選びも必要だったということです。
この経緯については、C5000XGを本気で検討していたときの記事にも、その後の結論を追記しています。
▶ 25アルテグラC5000XGを検討して、最終的に4000XGを選んだ理由を見る
26ナスキーが合いそうな人
- できるだけ予算を抑えたい
- 初めて本格的なショア用リールを買う
- 多少の重量差は気にならない
- ハタやライトショアジギングをまず楽しんでみたい
25アルテグラが合いそうな人
- 価格と性能のバランスを重視したい
- 少しでも軽いC5000XGが欲しい
- ハタとライトショアジギングを兼用したい
- 購入したリールを数年間メインで使いたい
23ストラディックが合いそうな人
- リールの剛性を重視したい
- 青物を含め負荷のかかる釣りをする機会が多い
- ドラグの耐久性にもこだわりたい
- 価格より長期間使う安心感を優先したい
3機種とも魚は釣れる。違うのは「どこまで求めるか」
26ナスキー、25アルテグラ、23ストラディック。
比較してみると、価格が上がるほど単純にドラグ力が強くなったり、ラインがたくさん巻けたりするわけではありません。
ナスキーには、価格を抑えながら必要な基本性能を確保できる魅力がある。
アルテグラには、そこに軽さや上位の搭載技術とのバランスがある。
ストラディックには、さらに剛性やドラグ耐久性を重視できる魅力がある。
だから大切なのは「一番高いリールはどれか」ではなく、自分が海でどこまでその性能を必要とするのかを考えることだと思います。
僕の場合、その比較の答えは25アルテグラでした。
そして実際に購入するときには、さらに自分の釣り方を見直して4000XGを選びました。
比較を始めたときは「ハタも青物もできるだけ広くカバーしたい」と考えていたのに、最後は自分が一番よくやる釣りに、ちょうどいい道具を選ぶというところへ戻ってきたことになります。
道具を選んでいる時間も、ある意味では次の釣行の始まりです。
スペック表の数字だけでなく、そのリールを付けたロッドを持って自分がどんな海に立つのかまで想像すると、自分に必要な一台が少し見えやすくなると思います。


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