車で釣りへ行くようになると、少しずつ荷物が増えていく。
ロッド、リール、タックルボックス、クーラーボックス、ライフジャケット。
夏なら飲み物や氷も増える。
最初は空いているところへ積んでいた道具も、釣行を重ねるうちに「もう少し何とかしたい」と思うようになる。
しかも海釣りの場合、本当に困るのは行きより帰りだったりする。
濡れたライフジャケット。
海水のついた靴。
使ったルアーやプライヤー。
そして、魚や海水が入ったクーラーボックス。
そこでこの記事では、車で釣りへ行くときに僕が大切だと思う、「取り出しやすく、帰りも汚れにくい積み方」を整理してみたい。
結論|釣り道具の車載は「行き」より「帰り」から考える
釣り道具を車へ積むとき、きれいに収納することばかり考えがちだ。
でも僕は、海釣りなら帰ってきたときにどう積むかから考えた方が使いやすいと思う。
行きは基本的にすべて乾いている。
帰りは違う。
濡れているもの、汚れているもの、魚の匂いがついているものが混ざる。
だから車内を大きく、次の3つに分けて考える。
- 乾いたもの:タックルボックス、予備の服など
- 濡れる・汚れるもの:靴、ライフジャケット、水汲みバケツなど
- 長いもの・重いもの:ロッド、クーラーボックス
この3つを混ぜないだけでも、かなり整理しやすくなる。
① ロッドは荷物の下に置かない
車載でまず気をつけたいのがロッド。
ロッドは長くて細い。
そのため荷室へ適当に置くと、クーラーやタックルボックスを載せたときに穂先やガイドへ負担をかけてしまう可能性がある。
特に9ftを超えるショア用ロッドは、車内でかなり長い荷物になる。
僕ならロッドだけは他の荷物と分けて、上側や車内側面など、重い荷物が載らない場所を確保したい。
車載ロッドホルダーを使う方法もある
釣行回数が増えてきたら、車載ロッドホルダーを使う方法もある。
ロッドの定位置を作れるので、毎回「どこへ置こう」と考えなくてよくなる。
ただし車種やロッドの長さ、後部座席の使用状況などによって相性がある。
購入前には、取り付け方法と車内寸法を確認しておきたい。
② クーラーボックスは「重くなる」ことを前提に置く
行きのクーラーボックスには、氷や飲み物が入っている。
そして魚が釣れれば、帰りはさらに重くなる。
だから僕なら、できるだけ荷室の低い位置へ置き、ほかの荷物の上には載せない。
急ブレーキやカーブで大きく動かないよう、車両側の荷物固定設備などを利用できるなら活用したい。
また、クーラーのフタを開けるために毎回ほかの荷物を全部降ろす配置も避けたい。
重い・よく使う・帰りにさらに重くなる。
この3つを考えると、クーラーの場所は比較的決めやすい。
③ タックルボックスは「現地で最初に降ろす場所」へ
釣り場へ着いてから最初に使うものは、奥へ入れすぎない。
タックルボックスやライフジャケットを荷室の一番奥へ入れて、その手前にクーラーやバッグを積むと、結局全部降ろすことになる。
僕なら「現地で降ろす順番」を考えて積む。
ライフジャケット。
タックル。
ロッド。
クーラー。
自分の釣り方に合わせて、よく使うものほどアクセスしやすい場所へ置いておく。
④ 濡れ物・汚れ物は「一つの場所」にまとめる
海釣りの車載で、個人的にかなり重要だと思うのがここ。
釣りが終わると、意外なほどいろいろなものが濡れている。
靴、水汲みバケツ、フィッシュグリップ、ライフジャケット。
場合によってはウェアやタオルも濡れる。
これらをそのまま荷室へ置くと、海水や砂、泥が車内へ広がってしまう。
そこで、濡れ物を入れる防水トレーや大きめのボックスを一つ用意しておく。
帰ってきたら、濡れたものは全部そこへ。
これだけで片付けがかなり楽になる。
ダイワ タックルトレー(C)は車載との相性がいい
こうした用途に合うのが、ダイワのタックルトレー(C)。
メーカー自身が、車のトランク内などで濡れ物・汚れ物を収納する用途を想定している製品で、防水生地・防水構造を採用している。
EVA素材で丸洗いでき、使わないときは折り畳める。
こういう道具は釣果には一切関係ない。
でも、一度使い始めると「帰りの面倒」をかなり減らしてくれるタイプの道具だと思う。
⑤ 荷室そのものを防水・防汚しておく
濡れ物を分けても、クーラーの底や靴から水が落ちることはある。
そこで荷室に防水タイプのラゲッジマットやトレーを敷いておくと、さらに気が楽になる。
車種専用品もあれば、汎用タイプもある。
選ぶなら、防水性だけでなく外して洗いやすいかも確認したい。
海釣りでは「汚れない」ことより、「汚れても簡単に戻せる」方が現実的だと思う。
⑥ 海水がついた道具を、そのまま車に常備しない
釣りが終わったあと、「また近いうちに使うから」と道具を車へ積みっぱなしにしたくなる。
でも海釣りでは、道具に塩分が残る。
クーラーボックスについても、メーカーは使用後に真水で洗い流し、十分に乾燥させるよう案内している。
リール、プライヤー、フィッシュグリップなども、それぞれメーカーの取扱方法に従って塩分を落としておきたい。
だから僕なら、帰宅後に洗うものを防水トレーごと車から降ろす。
「片付けるものをまとめて運べる」ことも、車載収納を考えるうえで大きなメリットだ。
⑦ 車内に常備するものと、毎回降ろすものを分ける
全部の釣り道具を毎回積み降ろしする必要はない。
逆に、何でも車へ積みっぱなしにする必要もない。
僕なら大きく分ける。
| 車に置きやすいもの | 釣行後に降ろしたいもの |
|---|---|
| ゴミ袋 | ロッド・リール |
| 予備タオル | 濡れたライフジャケット |
| 防水トレー | クーラーボックス |
| 簡単な清掃用品 | 使用したルアー・仕掛け |
| 予備の袋 | 濡れた靴・ウェア |
特に夏の車内は高温になる。
熱や湿気に弱いもの、濡れたもの、匂いが出るものなどは積みっぱなしにしない方がいい。
僕ならコンパクトな車では「専用化しすぎない」
釣り専用車なら、天井いっぱいのロッドホルダーや棚を組んで、常に釣り道具を積んでおくのも楽しい。
でも普段の買い物や家族との外出にも使う車なら、僕は専用化しすぎない方が使いやすいと思う。
ロッドホルダー。
防水トレー。
クーラーボックス。
まずはそのくらい。
必要なときだけ釣り仕様になって、帰宅したら簡単に普段の車へ戻せる。
そのくらいが、長く続けるにはちょうどいい気がしている。
釣行前の車載チェック
- □ ロッドの上に重い荷物が載っていない
- □ クーラーボックスが大きく動かない
- □ ライフジャケットを取り出しやすい
- □ タックルボックスをすぐ降ろせる
- □ 濡れ物を入れる場所がある
- □ ゴミ袋・タオルを用意した
- □ 帰宅後に洗うものをまとめて降ろせる
初心者向けの基本的な釣り道具については、こちらの記事にまとめている。
夏の釣行なら、暑さ対策も出発前に確認しておきたい。
まとめ|釣りが終わったあとまで考えて、車に積む
釣り道具の収納というと、きれいに並べることを考えてしまう。
でも海釣りでは、帰りの車に積むものは行きと少し違う。
濡れている。
砂がついている。
潮の匂いがする。
魚が入ったクーラーは、朝より重くなっているかもしれない。
だから、きれいに積むことよりも、帰ってきたときに迷わず片付けられることを考える。
ロッドを収める。
濡れた道具をトレーへ入れる。
クーラーボックスを積む。
そして車のドアを閉める。
少し潮の匂いが残った車で、海から家へ向かう。
釣りの帰り道まで快適にすることも、釣り道具の収納なのだと思う。

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