ショアジギングを始めようとして、メタルジグ売り場を見る。
20g、30g、40g、60g……。
最初は、何gを買えばいいのか分からない。
調べてみると「初心者なら30〜40g」「ショアジギングなら40g前後」といった情報もよく見かける。
もちろん、それは一つの基準として分かりやすいと思う。
でも僕自身は、現在のライトショアジギングでは18gくらいから投げ始めることが多い。
実際、杉田では18gのメタルジグで30cmほどのショゴが釣れた。
御幸の浜では、同じ18gで20cmほどのカサゴも釣れている。
だからといって、「18gが一番釣れる」と言いたいわけではない。
僕が思うのは、もっと単純なことだ。
魚がいる場所へ届いて、狙いたいレンジを通せるなら、それ以上重くする必要はないんじゃないか。
今回はショアジギングで使うメタルジグの重さについて、20g、30g、40g前後の違いを整理しながら、僕が18gくらいから投げ始める理由を書いてみたい。
ショアジギングのメタルジグは何gが基本?
堤防やサーフから楽しむライトショアジギングでは、20〜40g前後のメタルジグが使いやすい範囲になる。
中でも30〜40g前後は、飛距離や沈下速度とのバランスを取りやすく、最初の基準として紹介されることも多い。
ただし、これは「40gを買っておけば正解」という意味ではない。
メタルジグに必要な重さは、釣り場やその日の状況によって変わる。
- 水深
- 潮の速さ
- 風の強さと向き
- 必要な飛距離
- 狙いたいレンジ
- 使っているロッドの適合ルアー重量
こうした条件を見ながら決めるものだと思う。
つまり、メタルジグの重さにも「いつでもこれ」という正解はない。
僕ならまず「必要な重さ」から考える
重いメタルジグには分かりやすいメリットがある。
- 飛距離を出しやすい
- 深い場所へ沈めやすい
- 速い潮の中でも位置を把握しやすい
- 風の影響を受けにくくなる場合がある
だから、必要なら重くすればいい。
でも逆に、20gで十分届く距離に魚がいて、狙いたいレンジも通せる状況ならどうだろう。
そこで40gにすることが、必ず釣果につながるとは限らない。
軽いジグには、軽いジグの使いやすさがある。
ゆっくり沈めたり、浅い場所でレンジを通したり、一日投げ続ける負担を抑えたりできる。
だから僕は、最初から「何gが強いか」ではなく、その日の海で必要な重さは何gかから考えるようにしている。
20g前後|浅場や近〜中距離を軽快に探りたいとき
20g前後のメタルジグは、ライトショアジギングでは軽い側の選択肢になる。
風や潮が穏やかで、水深もそれほど深くない場所なら、このくらいの重さでも十分釣りになる。
僕がよく使っている18gも、ほぼこの領域だ。
軽いぶん沈下は比較的ゆっくりになるので、浅い場所や上のレンジを探りたいときにも扱いやすい。
そして何より、一日投げ続ける釣りでは楽だ。
もちろん、風が強かったり潮が速かったりすれば、18〜20gでは何をしているのか分かりにくくなることもある。
そんなときは、素直に重くする。
30g前後|飛距離と扱いやすさのバランスを取りやすい
30g前後は、ライトショアジギングで基準にしやすい重さだと思う。
20g前後より飛距離や沈下速度を確保しやすく、それでいて40g以上ほど重くない。
初めての釣り場で水深や潮の速さがまだ分からないときにも、基準として使いやすい。
まず30gを投げてみる。
それで底が分かりにくい、流される、もっと距離が欲しいなら重くする。
逆に浅すぎたり、もっとゆっくり見せたかったりするなら20g前後へ落とす。
そんな基準点として考えると分かりやすい。
40g前後|風・潮・水深・飛距離が必要になったとき
40g前後になると、より遠くへ投げたい場面や、水深がある場所、潮が速い状況でも使いやすくなる。
向かい風で軽いジグが押し戻される。
潮に流されて底が分からない。
ナブラや潮目がもう少し沖にある。
そんなときには、40gへ上げる意味がある。
僕が現在ライトショアジギングに使っているMOBILITY GAME GR III 966MHは、ルアーウェイトMAX45g。
そのため40g前後までは選択肢に入る。
ただし、MAX45gだから毎回40〜45gを投げる、という考え方はしていない。
必要になったときに、その重さを使える。
僕にとってロッドの余裕は、そのためにある。
18gでショゴが釣れた日
杉田でライトショアジギングをしていたときのこと。
使っていたのはMOBILITY GAME GR III 966MHと25アルテグラ4000XG。
投げていたのは18gのメタルジグだった。
そこで30cmほどのショゴが釣れた。
もっと重いジグでも釣れたかもしれない。
でも少なくとも、その日のその場所では18gのジグが魚のいるところまで届いた。
そして魚が食った。
それなら、その瞬間の僕に40gは必要なかったということになる。
この経験は、僕のメタルジグの重さに対する考え方をよく表していると思う。
18gでカサゴが釣れた日
御幸の浜でも18gのメタルジグを使った。
この日は青物を期待しながら沖を探っていたけれど、釣れたのは20cmほどのカサゴだった。
ボトム付近を探っていた18gのジグに食ってきた。
ショゴとはまったく違う魚だけれど、この一匹からも分かることがある。
メタルジグの重さは、狙う魚の大きさだけで決めるものではないということだ。
その場所の水深や地形、潮、狙うレンジへジグを届けられるか。
そちらの方が大切だと思う。
そして、ジグをどのレンジへ入れ、どう動かすかでも狙える魚は変わってくる。
重いジグほど飛ぶ。でも、それだけで決めない
ショアジギングでは飛距離が武器になる。
岸から届く範囲には限界がある以上、遠くを探れることには大きな意味がある。
だから僕も、沖にナブラが出ていたり、遠くの潮目を狙いたかったりすれば、重いジグを使う。
ただ、飛距離が必要ない場面まで重くする必要はないと思っている。
例えば魚が手前へ寄っている。
水深が浅い。
軽いジグでも十分ボトムが取れる。
そんな状況なら、軽いジグにもちゃんと役割がある。
飛ばせる距離ではなく、魚へ届く距離。
僕はそこを基準にしたい。
ボトムが取れないなら重くする
逆に、軽さにこだわるつもりもない。
18gを投げても潮に流され、着底したのか分からない。
風でラインが大きく膨らんで、ジグの位置が分からない。
狙いたいレンジまで沈めるのに時間がかかりすぎる。
それなら30g、40gと上げていく。
重要なのは「軽い方が偉い」でも「重い方が偉い」でもない。
自分がジグの位置を把握しながら、狙った場所を通せること。
そのために必要な重さを選べばいい。
初心者なら20g・30g・40gをどう揃える?
これからライトショアジギングを始めるなら、一つの重さだけを大量に揃えるより、まず重さに幅を持たせた方が使いやすいと思う。
| 重さ | 僕ならこんな場面で使う |
|---|---|
| 18〜20g前後 | 浅場・穏やかな日・近〜中距離・軽快に探りたいとき |
| 30g前後 | まず状況を見る基準。飛距離と操作性のバランス |
| 40g前後 | 風・速い潮・水深・さらに飛距離が必要なとき |
もちろん、これは僕の現在のライトショアジギングを基準にした目安だ。
もっと強いロッドで本格的なショアジギングをするなら、60g、80g、それ以上が必要になる場面もある。
逆にもっとライトなタックルなら、10g台が中心になることもある。
必ず使っているロッドの適合ルアー重量を確認して、その範囲で選びたい。
ロッド・リール・ラインも同じ考え方で選んでいる
ここまで書いていて気づくけれど、僕の道具選びはだいたい同じところへ戻ってくる。
ロッドは、強ければ強いほどいいわけではなかった。
MAX100gの986MHを実際に振った結果、18〜40g前後を投げ続ける今の釣りではMAX45gの966MHの方が使いやすかった。
詳しくは「ショアジギングロッドは強いほどいい?986MHから966MHに変わった僕の選び方」に書いている。
リールも同じだ。
C5000番のラインキャパを必要とするならC5000番を選ぶ。でも、使わない容量を下巻きで埋めるなら、必要な容量を確保できる4000番を軽く使うという選択肢もある。
「ショアジギングのリールは4000番とC5000番どっち?僕が4000XGを使う理由」では、その考え方を詳しくまとめた。
PEラインも、太ければ太いほどいいわけではない。
ハタを狙うときはPE1.5号、秋のライトショアジギングへ比重を移すときは1.2号。僕は狙う魚と釣り方に合わせて使い分けている。
リーダーも同じで、太ければ太いほど安心というだけでは決めていない。
現在はPE1.2号と1.5号の両方に25lbを使い、必要な強さと使い回しやすさのバランスを取っている。
▶ ショアジギングのリーダーは何lb?僕が25lbを使っている理由はこちら
そしてタックル全体については、「ショアジギングのタックルはどう選ぶ?ロッド・リール・PE・メタルジグの基本」にまとめている。
まとめ|一番重いジグではなく、必要な重さを投げる
ショアジギングで使うメタルジグには、20g、30g、40g、60gとさまざまな重さがある。
30〜40g前後は、ライトショアジギングを始めるときの分かりやすい基準になる。
でも、それがいつでも正解というわけではない。
僕は18gでショゴを釣った。
同じ18gでカサゴも釣った。
だから18gが正解なのではない。
その日の海で、18gが必要な場所まで届いた。
それだけのことだと思う。
届かなければ重くする。
流されるなら重くする。
深ければ重くする。
でも、軽いジグで十分なら、その軽さを使えばいい。
一番重いジグを投げるのではなく、その日の海に必要な重さを投げる。
僕は今、そんなふうにメタルジグを選んでいる。


コメント