ショアジギングの釣り方は難しくない。投げる・沈める・動かす・また沈める

ショアジギングを始めた頃、メタルジグをどう動かせばいいのか分からなかった。

調べてみると、ワンピッチジャーク、ジャカジャカ巻き、ただ巻き、リフト&フォール。

いろいろな名前が出てくる。

動画を見ると、上手な人はロッドをリズムよくしゃくりながらリールを巻いている。

「これができないとショアジギングにならないのかな」と思ってしまう人もいるかもしれない。

でも実際にやってみると、基本はもっと単純だった。

投げる。沈める。動かす。また沈める。

そして大切なのは、派手にメタルジグを動かすことより、今どのあたりを通しているのかを考えながら釣ることだと思っている。

僕はこれまでハタやメバルなどいろいろな釣りをしてきたけれど、ショアジギングについては今も試しながら楽しんでいる。

杉田では18gのメタルジグで30cmほどのショゴが釣れた。

御幸の浜では、同じ18gのメタルジグをボトム付近まで入れて20cmほどのカサゴも釣れている。

同じメタルジグでも、探る場所を変えれば出会う魚も変わる。

今回は、これからショアジギングを始める人に向けて、僕が考えている基本的な釣り方を整理してみたい。

目次

ショアジギングの基本は4つだけ

細かなテクニックをいったん置いておけば、ショアジギングの基本動作は大きく4つに分けられる。

  1. メタルジグを投げる
  2. 狙いたい深さまで沈める
  3. 巻いたり、しゃくったりして動かす
  4. 再び沈める

これを繰り返す。

難しい名前のアクションを知らなくても、まずはこれだけで釣りは成立する。

むしろ最初のうちは、アクションの種類を増やすより、メタルジグがどこにいるのかを意識する方が大切だと思う。

まずはキャストして、着底を知る

僕なら初めての場所では、まずメタルジグを投げてボトムまで沈めてみる。

着水したらラインを見ながら沈めていく。

メタルジグが沈んでいる間はラインが出ていくが、着底するとラインの出方が止まったり、ふっと緩んだりする。

これが着底を知る一つのサインになる。

最初にボトムを確認しておくと、その場所のおおまかな水深をイメージしやすくなる。

ただし、根が荒い場所では着底させたまま放置すると根掛かりしやすい。

着底を確認したら、すぐに巻き始める。

以前の記事でも書いたけれど、軽いジグで着底が分からないほど潮が速かったり風が強かったりするなら、メタルジグを重くする。

「ショアジギングのメタルジグは何g?僕が18gから投げる理由」では、僕なりの重さの選び方を詳しくまとめている。

最初に覚えるなら「ただ巻き」でいい

メタルジグを投げたら、必ずロッドを激しくしゃくらなければいけないわけではない。

ただリールを巻くだけでも、メタルジグは泳ぐ。

これが「ただ巻き」だ。

操作が簡単なので、ショアジギングを始めたばかりでも使いやすい。

そして、ただ巻きにも変化をつけられる。

  • ゆっくり巻く
  • 速く巻く
  • 途中で止める
  • 巻いたあとにフォールさせる

これだけでも、メタルジグの動きはかなり変わる。

まずは一定速度で巻いてみて、反応がなければ速さを変える。

それくらいから始めてもいいと思う。

ワンピッチジャークは「しゃくる+巻く」の繰り返し

ショアジギングでよく使われる基本アクションの一つが、ワンピッチジャークだ。

言葉だけ聞くと難しそうだけれど、基本的にはロッドを一回しゃくる動作と、リールを巻く動作をリズムよく繰り返していく。

ロッドでジグを動かし、そのぶん出たラインをリールで回収するイメージだ。

最初から速くやる必要はない。

ゆっくりでもいいので、自分が操作しやすいリズムで動かしてみる。

慣れてきたら、しゃくる幅やスピードを変えていけばいい。

ただし、僕はワンピッチジャークそのものを上手にやることが目的だとは思っていない。

魚にメタルジグを見せるための一つの方法。

そのくらいに考えている。

フォールもショアジギングの大切な時間

メタルジグを動かすことばかり意識していると、忘れやすいのがフォールだ。

巻いたりしゃくったりしたあと、一度止めてメタルジグを沈める。

魚がそのタイミングで食ってくることもある。

だから僕は、「動かす」と「沈める」をセットで考えるようにしている。

数回しゃくる。

少し沈める。

また動かす。

それだけでも、水中ではメタルジグが上下しながら広い範囲を通っている。

ただし、フォール中にラインを完全に緩めすぎるとアタリが分かりにくくなることもある。

ラインの動きを見ながら沈めておくと、変化にも気づきやすい。

同じ場所だけを投げ続けない

ショアジギングで意識していることがもう一つある。

同じ方向だけに投げ続けないことだ。

正面へ投げる。

少し右へ投げる。

少し左へ投げる。

立ち位置を変えられる場所なら、少し移動する。

それだけで探れる範囲はかなり広がる。

青物は動いていることも多い。

こちらから魚を探すつもりで、扇状に探っていく。

ショアジギングは、メタルジグを遠くへ投げる釣りであると同時に、広い海から魚のいる場所を探す釣りでもあると思う。

上・中・下のレンジを変えてみる

投げる方向だけでなく、深さも変えてみる。

大まかには、表層、中層、ボトム付近。

この3つくらいに分けて考えると分かりやすい。

表層

着水後、あまり沈めずに巻き始める。

ナブラやベイトが水面近くに見えているときなどは、まずここを通してみたい。

中層

着水後に数秒沈めてから巻き始める。

表面には魚が見えないけれど、少し下にいる魚を探るイメージだ。

ボトム付近

一度着底させてから巻き始める。

底付近にいる魚を狙える一方で、根掛かりには注意が必要になる。

このレンジの違いは、御幸の浜でカサゴが釣れたときにも感じた。

青物を期待して投げていた18gのメタルジグでも、ボトムまで入れれば根魚が食ってくる。

同じルアーでも、どこを通すかで出会う魚は変わる。

カウントすると同じレンジを再現しやすい

レンジを意識するときに便利なのが、メタルジグを沈める時間を数えることだ。

例えば着水してから5秒沈めて巻き始める。

反応がなければ次は10秒。

それでもなければボトムまで落としてみる。

もし5秒沈めたところでアタリが出たなら、次も同じくらい沈めてみる。

もちろん潮や風で沈み方は変わるので、秒数そのものが絶対的な水深を示すわけではない。

それでも、自分が今どこを探っているかを再現する目安にはなる。

ただ何となく投げて巻くより、釣りが少し組み立てやすくなる。

反応がなければ、アクションより先に変えてみること

魚が釣れないと、つい新しいアクションを試したくなる。

でも僕なら、その前にいくつか変えてみる。

  1. 投げる方向を変える
  2. レンジを変える
  3. 巻く速さを変える
  4. フォールを入れる
  5. ジグの重さを変える
  6. それでも反応がなければアクションを変える

魚がいないレンジで、どれだけきれいなワンピッチジャークをしても魚には届かない。

だから僕は、アクションそのものより、まず魚のいる場所を探すことを優先したい。

ナブラが出たら考え方はシンプルになる

水面で小魚が追われたり、魚が跳ねたりしてナブラが出たら、魚がいる場所はかなり分かりやすくなる。

届く距離なら、その周辺へキャストする。

ただし、ナブラの真ん中へ何度もメタルジグを叩き込むより、少し先や横へ投げて群れの中を通すことも意識したい。

表層付近で魚が追っているなら、着水後すぐに巻き始める。

こういうときは、複雑なことをするより、魚がいるレンジへメタルジグを届けることの方が大切だと思う。

根掛かりが多い場所ではボトムを攻めすぎない

ボトムまで探れば魚に出会える可能性は増えるけれど、根掛かりのリスクも増える。

特に岩や根が多い場所では、着底後に長く止めない。

着底を確認したらすぐにジグを浮かせる。

何度か投げて「この辺りはかなり引っ掛かる」と分かってきたら、完全に着底させる回数を減らしたり、少し上のレンジを通したりする。

海底を攻めることと、毎回根掛かりすることは同じではない。

この考え方は、普段やっているハタ釣りでもかなり近い。根のある場所をどう探るか、根掛かりをどう減らすかについては、根掛かり対策の記事にまとめている。

僕の基本は「投げる・沈める・動かす・また沈める」

僕自身、ショアジギングで特殊なアクションを使いこなしているわけではない。

基本はシンプルだ。

  1. 投げる
  2. 狙いたいレンジまで沈める
  3. ただ巻きやワンピッチで動かす
  4. 途中でフォールを入れる
  5. 反応がなければ方向やレンジを変える

これを繰り返している。

杉田でショゴが釣れたときも、御幸の浜でカサゴが釣れたときも、特別な必殺技があったわけではない。

メタルジグを魚がいるところへ届けて、そこを通した。

たぶん、それが一番大事なんだと思う。

タックルも「必要なもの」を選べばいい

ここまでショアジギングの記事を書いてきて、僕の考え方は釣り方でも道具でもあまり変わらないことに気づいた。

ロッドは強ければ強いほどいいわけではない。

リールはラインキャパが多ければ多いほどいいわけではない。

PEラインは太ければ太いほどいいわけではない。

リーダーも太ければ太いほどいいわけではない。

メタルジグも重ければ重いほどいいわけではない。

そしてアクションも、複雑なら釣れるわけではない。

その日の海で必要なものを使う。

僕はそれでいいと思っている。

ショアジギングのタックル全体については、「ショアジギングのタックルはどう選ぶ?ロッド・リール・PE・メタルジグの基本」にまとめている。

ロッド選びは「ショアジギングロッドは強いほどいい?986MHから966MHに変わった僕の選び方」。

リールについては「ショアジギングのリールは4000番とC5000番どっち?僕が4000XGを使う理由」。

PEラインについては「秋のショアジギングでPE1.2号を使う理由|僕がハタ用1.5号から巻き替えるタイミング」。

リーダーについては「ショアジギングのリーダーは何lb?僕が25lbを使っている理由」。

メタルジグの重さについては「ショアジギングのメタルジグは何g?僕が18gから投げる理由」に、それぞれ詳しく書いた。

まとめ|アクションの名前より、ジグがどこにいるか

ショアジギングには、いろいろなアクションがある。

ただ巻き。

ワンピッチジャーク。

リフト&フォール。

もっと細かく分ければ、さらにたくさんある。

でも、これから始めるなら全部覚えてから海へ行く必要はないと思う。

投げる。沈める。動かす。また沈める。

まずはそれでいい。

そして少しずつ、今ジグが表層にいるのか、中層なのか、ボトム付近なのかを考えてみる。

反応がなければ方向を変える。

深さを変える。

速さを変える。

それでもダメなら、また違うことを試してみる。

そうやって海の中を想像しながら一投ずつ探していく。

僕にとってショアジギングは、派手にメタルジグをしゃくる釣りというより、広い海の中から魚のいる場所を探していく釣りなのだと思う。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

神奈川の海を中心に、メバリング・ハタ釣り・ショアジギングを楽しんでいます。

釣果だけでなく、海で過ごした時間や景色、感じたことまで残したくて「海の帰り道」を運営中。

実際の釣行や長年使ってきた道具の経験をもとに、初心者にも分かりやすい釣り情報を発信しています。

釣れた日も、釣れなかった日も。

コメント

コメントする

目次