ショアジギングを始めようと思ったとき、最初に迷うのがタックルだと思う。
ロッドはMかMHか。リールは4000番かC5000番か。PEは1号、1.2号、それとも1.5号か。メタルジグは何gを投げればいいのか。
調べれば調べるほど、いろいろな組み合わせが出てくる。
でも実際には、ショアジギングのタックルに一つの正解があるわけではない。
どこで、何gくらいのルアーを投げ、どのくらいの魚まで狙いたいのか。
まずそこを決めると、必要なタックルはかなり見えやすくなる。
僕自身、現在ショアジギングで基本にしているのは、MOBILITY GAME GR III 966MHに25アルテグラ4000XG、PE1.2号、リーダー25lbを組み合わせたタックルだ。
この記事では、一般的なショアジギングタックルの考え方を整理しながら、なぜ僕が今この組み合わせを使っているのかについてもまとめてみたい。
これからショアジギングを始めるために必要な道具から基本的な釣り方まで一通り知りたい場合は、「ショアジギング初心者完全ガイド|必要な道具からメタルジグの釣り方まで」から読んでもらうと全体像をつかみやすい。
ショアジギングのタックルは「投げる重さ」から考えると分かりやすい
ショアジギングと一言でいっても、20g前後の軽いメタルジグを投げる釣りと、60gや80gのジグを投げる釣りでは必要なタックルがまったく違う。
そのため、最初に「何番のリールを買うか」を考えるより、自分がよく使いそうなルアー重量を決める方がタックル全体を組みやすい。
堤防やサーフなどで小〜中型青物を狙い、20〜40g前後のメタルジグを中心に使うなら、いわゆるライトショアジギング寄りの構成で十分楽しめる。
一方、磯などで40〜60g以上をしっかり投げ、大型青物まで視野に入れるなら、ロッド・リール・ラインともに一段強い構成が必要になってくる。
僕自身の釣りは前者寄りだ。
ハタを狙う釣りとも道具を兼用しながら、秋にはメタルジグを投げて青物を探す。そのため、ショアジギング専用に極端に強いタックルを組むより、軽めのジグから扱えて、一日投げ続けやすいことを重視している。
もし僕と同じように、ショアジギングだけでなく根魚も狙いたいなら、「キジハタ釣り完全ガイド|初心者向けに釣り方・仕掛け・ポイントを解説」も参考にしてほしい。ショアジギングとハタ釣りでは狙い方は違うけれど、タックルをどこまで兼用するか考えるときにも、一つの判断材料になると思う。
ロッド|最初の一本ならM〜MHが選びやすい
ロッド選びでは、長さと硬さ、そして対応するルアー重量を見る。
ショアジギング用ロッドでは9〜10ft前後が多く、堤防やサーフから遠投するなら、このあたりが一つの基準になる。
硬さはM〜MHあたりが使いやすい。
Mクラスは比較的軽いジグを扱いやすく、ライトショアジギングとの相性がいい。MHになると、より重いジグや強い魚にも対応しやすくなる。
ただし、硬ければ硬いほどいいわけではない。
一日中キャストする釣りでは、ロッドの重さや張りがそのまま疲労につながる。
これは最近、僕自身も改めて実感した。
僕はMOBILITY GAME GR IIIの986MHと966MHを持っている。
当初は986MHをショアジギングにも積極的に使うつもりだったけれど、実際にメタルジグを投げ続けてみると、僕には少し強く、長時間のキャストでは負担を感じた。
そこで現在、ショアジギングで基本にしているのは966MHだ。
一方の986MHは、ショアジギング用として並行して使っているわけではない。実際に使ってみた結果、現在は重めの仕掛けやぶっ込み寄りの役割を持たせている。
スペック表だけでなく、「何時間振り続けるか」まで考えて選ぶことも、ショアジギングのロッドでは大切だと思う。
986MHと966MHを実際に使って感じた違いや、なぜ現在966MHを基本にしているのかは、「ショアジギングロッドは強いほどいい?986MHから966MHに変わった僕の選び方」に詳しくまとめている。
また、ハタ釣りとの兼用を考えている場合は、ハタ釣りとショアジギングを一本でこなすロッドについてまとめた記事も参考にしてほしい。
リール|4000番〜C5000番が使いやすい
ライト〜中程度のショアジギングなら、4000番〜C5000番クラスが使いやすい。
4000番は比較的軽く、長時間キャストしやすい。C5000番はモデルによって、ラインキャパシティやハンドル周りなどに余裕を持たせた仕様が選べる。
どちらが正解というより、軽快さを取るか、ラインキャパや青物相手の余裕を取るかで選ぶと分かりやすい。
そして現在、僕がショアジギングの基本セットとして使っているのは25アルテグラ4000XGだ。
ロッドの966MHと合わせ、軽めのメタルジグを投げ続ける今の釣りには、この組み合わせが使いやすいと感じている。
実際にこの組み合わせで18gのメタルジグを投げ、杉田では30cmほどのショゴを釣ることができた。
もう一台、21ナスキーC5000も所有している。
ただし、現在アルテグラ4000XGと並行して同じ役割で使っているわけではない。
ナスキーC5000は、晩秋以降にもう少し青物へ比重を寄せたショアジギングをするときに使う予定の一台だ。
つまり今のところ、普段のライトショアジギングは25アルテグラ4000XG。そこから青物側へ釣りを寄せるなら21ナスキーC5000という役割を考えている。
4000番とC5000番の違いをどう考えるかについては、「ショアジギングのリールは4000番とC5000番どっち?僕が4000XGを使う理由」で詳しく整理した。
ナスキー・アルテグラ・ストラディックのC5000XGを比較した記事もあるので、リールそのものを検討している場合はナスキー・アルテグラ・ストラディックC5000XGの比較も参考にしてほしい。
PEライン|ライトショアジギングなら1〜1.5号前後が使いやすい
ラインは、飛距離と強度のバランスを考えて選ぶ。
ライトショアジギングなら、PE1〜1.5号前後が一つの使いやすい範囲になる。
細くすれば飛距離を出しやすく、潮や風の影響も抑えやすい。一方、太くすれば強度に余裕を持たせやすい。
僕は普段のハタ釣りではPE1.5号を基準にしている。
根の近くで魚を掛けることが多く、根掛かりしたときもある程度強く引けることを重視しているからだ。
ただ、秋にショアジギングへ比重を移す時期にはPE1.2号へ落とす。
根から魚を引き剥がすことよりも、広い範囲を遠投して探すことを優先するようになるからだ。
現在のショアジギング基本セットでも、25アルテグラ4000XGにPE1.2号という組み合わせを基準にしている。
この1.2号と1.5号の使い分けについては、「秋のショアジギングでPE1.2号を使う理由|僕がハタ用1.5号から巻き替えるタイミング」で詳しく書いている。
リーダー|太さはPEと釣り場に合わせる
PEラインを使う場合は、先端にフロロカーボンやナイロンのショックリーダーを組む。
必要な太さは、PEの号数だけではなく、狙う魚や釣り場の障害物によって変わる。
堤防など比較的オープンな場所と、岩や根の多い磯では、同じPE1.2号でも必要なリーダーの余裕は違う。
僕自身も、ハタを狙うときは根への擦れをかなり意識する。
号数だけで機械的に決めるより、「魚との強度」+「釣り場との強度」の両方から考える方がいいと思う。
僕は現在、PE1.2号でも1.5号でも25lbのリーダーを合わせている。
25lbがすべての人にとって正解だと思っているわけではない。根のある場所にも入る僕の釣りで欲しい強さがあり、なおかつPE1.2号と1.5号の両方で同じリーダーを使い回せる。その実用性も含めて、今は25lbに落ち着いている。
PE1.2号・1.5号に合わせるリーダーの太さや、僕が両方に25lbを使っている理由については、「ショアジギングのリーダーは何lb?PE1.2号・1.5号に合わせる太さの考え方」で詳しくまとめている。
メタルジグ|まずは20〜40g前後から考える
ライトショアジギングから始めるなら、20〜40g前後のメタルジグは使いやすい。
軽いジグほど扱いやすい一方、向かい風や深場、潮が速い状況では底を取りづらくなる。
逆に重くすれば飛距離や沈下速度を稼ぎやすいけれど、ロッドへの負荷も大きくなり、一日投げ続けるには体への負担も増える。
僕自身は18g程度の軽いジグから使うこともある。
実際、杉田で966MH+25アルテグラ4000XGを使い、18gのメタルジグを投げていたときには30cmほどのショゴが掛かった。
魚が近くにいるなら、必ずしも重いジグが必要なわけではない。
だからメタルジグも「ショアジギングだから40g」と決めるのではなく、水深、風、潮、必要な飛距離に合わせて選びたい。
一番重いジグを投げるのではなく、その日の海に必要な重さを投げる。
20g・30g・40gをどう使い分けるか、そして僕が18gから投げる理由については、「ショアジギングのメタルジグは何g?僕が18gから投げる理由」で詳しくまとめている。
僕が現在使っているショアジギングタックル
ここまで一般的なタックルの考え方を整理してきたので、現在僕がショアジギングで基本にしている組み合わせを改めてまとめておく。
- ロッド:MOBILITY GAME GR III 966MH
- リール:25アルテグラ4000XG
- PE:1.2号
- リーダー:25lb
- メタルジグ:18g前後から、釣り場・風・潮・必要な飛距離に合わせて変更
今のところ、これが僕のショアジギングの基本セットだ。
僕の場合はハタ釣りとの兼用も考えているので、ショアジギングだけを突き詰めた専用タックルではない。
それでも、軽めのメタルジグを投げ続けること、ハタ狙いにもそのまま持ち込めること、そして実際に青物ともやり取りできたことを考えると、今の僕にはこの組み合わせがちょうどいい。
986MHと21ナスキーC5000は別の役割へ
ほかにMOBILITY GAME GR III 986MHと21ナスキーC5000も所有している。
ただし、現在のショアジギング基本セットと並列で使っているわけではない。
986MHは実際にメタルジグを投げ続けてみて、僕には少し強く、長時間のキャストでは負担を感じた。そのため現在は、重めの仕掛けやぶっ込み寄りで使う方向に役割を変えている。
一方の21ナスキーC5000は、晩秋以降にショアジギングへさらに比重を寄せるときに使う予定だ。
つまり現時点では、966MH+25アルテグラ4000XG+PE1.2号+25lbリーダーが基本。そこから釣り方や狙う魚が変われば、別の道具へ役割を振り分けるという形になっている。
この先ナスキーC5000で実際に青物を狙う時間が増えれば、この使い分けもまた変わるかもしれない。
初心者なら、まずこのあたりから考える
これから堤防やサーフで小〜中型青物を狙うライトショアジギングを始めるなら、まずは次のような範囲から考えると分かりやすい。
- ロッド:9〜10ft前後、M〜MH
- リール:4000〜C5000番前後
- PE:1〜1.5号前後
- リーダー:PEの太さだけでなく、魚と釣り場の条件から考える
- メタルジグ:20〜40g前後を基準に釣り場へ合わせる
ただし、これはスタート地点であって絶対的な答えではない。
磯へ行くのか。サーフなのか。足元から水深のある堤防なのか。狙うのは30cmのショゴなのか、その先の大型青物なのか。
その条件によって、必要な強さは変わる。
まとめ|タックルは「何を買うか」より「どう釣りたいか」から決める
ショアジギングのタックルを調べると、たくさんのロッドやリールが出てくる。
でも最初に決めたいのは、商品名ではない。
どこで、何gを投げて、どんな魚を狙うのか。
そこからロッドが決まり、リールが決まり、ラインとメタルジグが決まっていく。
僕自身も、ハタ釣りをしながらショアジギングを楽しみ、実際に海で使う中で少しずつタックルの役割が変わってきた。
986MHで投げ続けてみて、「これは少し違う」と感じた。
その結果、現在の基本ロッドは966MHになった。
リールも、今は25アルテグラ4000XGを基本にしているけれど、この先もっと青物へ寄せれば21ナスキーC5000の出番が増えるかもしれない。
PEも、ハタを追う1.5号から、秋のショアジギングでは1.2号へ。
そして18gの小さなメタルジグに、ショゴが食ってきた日もあった。
そうやって実際に投げて、釣って、また少し道具の意味が変わっていく。
検索して見つけた正解に自分の釣りを合わせるのではなく、自分の釣りに合わせて道具の答えを探していく。
たぶん、それもショアジギングの面白さの一つなんだと思う。


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