メバリングをしていると、何をやっても釣れない夜があります。
いつもの1gのジグヘッド。
いつものワーム。
いつものようにゆっくり巻いている。
それなのに、アタリすらない。
そんなとき、ついワームの色を変えたり、ジグヘッドを交換したりしたくなります。
でも僕は、その前に確認したいことがあります。
そもそも、メバルが反応するところにワームを通せているか。
メバリングを15年ほど続けてきましたが、釣れない原因はルアーそのものより、レンジやコース、ポイント、潮などが少しずれていることも少なくありません。
この記事では、僕がメバリングで釣れないときに見直していることを、実際に確認する順番に近い形で紹介します。

メバリングで釣れないときは一度に全部変えない
まず大切にしているのが、一度に全部変えないことです。
例えば釣れないからといって、
- ワームを変える
- カラーを変える
- ジグヘッドを変える
- 巻く速度を変える
- レンジを変える
- 投げる場所も変える
これを一気にやってしまうと、仮に釣れても何が正解だったのか分かりません。
僕なら、まずひとつ変える。
それで反応を見る。
ダメなら次を変える。
釣れない時間も、海の状況をひとつずつ確認していく時間だと思っています。
釣れないときは、この7つを順番に確認する
何をすればいいか分からなくなったら、僕ならまずこの順番で確認します。
- レンジ:表層だけでなく、5カウントずつ下まで探ったか
- 速度:いつもの巻き速度だけで終わっていないか
- コース:左右や明暗、ウィード際などを通したか
- ポイント:そこにメバルがいる理由があるか
- 条件:潮、時間、風、ベイトの状況はどうか
- アタリ:小さな反応ですぐ合わせていないか
- リグ・ワーム:最後に重さやワームを調整する
全部を一気に変えるのではなく、上からひとつずつ。
そうすると、たとえ釣れなくても「今日はここまでは試した」という情報が残ります。
1. まずレンジを見直す
僕なら最初に疑うのがレンジです。
メバルは同じ場所にいても、いつも同じ深さにいるとは限りません。
表層で反応する日もあれば、少し沈めたところで初めてアタリが出ることもあります。
だから僕の基本は、まず表層。
反応がなければ5カウント。
次は10カウント。
さらに15カウント。
こんなふうに少しずつレンジを下げていきます。
大事なのは「メバルは表層の魚だから」と決めつけないことです。
釣れないときほど、まだ通していないレンジがないか確認します。
2. 巻く速度を見直す
レンジを探しても反応がなければ、巻く速度も確認します。
僕が初心者に最初の基準としてすすめるなら、1g前後のジグヘッドでリールのハンドル1回転を約2秒。
まずはこのくらいのゆっくりした速度から始めます。
ただし、これは絶対の数字ではありません。
潮の速さや風、使っているリール、魚の活性によってワームの動き方は変わります。
いつもの速度で反応がなければ、少し遅くする。
逆に少し速くしてみる。
ただし速度を変えたら、まずは他の条件をなるべく変えずに試します。
3. 同じ場所でもコースを少しずらす
レンジと速度だけでなく、ワームを通すコースも重要です。
例えば正面へ投げて反応がなかったとしても、数m横を通せば魚がいるかもしれません。
僕なら同じレンジを保ったまま、キャストする方向を少しずつ左右へずらします。
常夜灯なら明暗の境目。
ウィードならその際や切れ目。
潮が流れているなら、流れの変化する場所。
「ポイントに投げる」というより、魚がいそうな場所をワームがどう通るかまで考えます。
僕が観音崎で29cmのメバルを釣ったときも、濃いウィードの中に見つけた幅30cmほどの通り道へジグ単を入れ、そのコースをゆっくり通したところで食ってきました。
4. そのポイントにメバルがいる理由があるか考える
レンジを変えた。
速度も変えた。
コースも探った。
それでも何もないなら、僕はポイントそのものを疑います。
そこで考えるのが、「ここにメバルがいる理由はあるか?」です。
- ウィードがある
- 明暗がある
- 潮が当たっている
- 流れに変化がある
- 岸壁や沈み根など身を寄せられる場所がある
- ベイトがいる
こうした変化がほとんどない場所で反応もないなら、ひとつの場所に固執する必要はないと思っています。
少し歩いて、次の変化を探します。
5. 潮・時間・風など、その日の条件を見る
釣れない原因は、自分の釣り方だけとは限りません。
その日の海の条件が合っていないこともあります。
僕自身は夜の上げ潮が好きで、程よくベイトが回り、潮が動いている状況を期待します。
逆に潮がほとんど動かず、海が静かすぎるような日は、魚を探しにくいと感じることがあります。
ただし、「大潮だから釣れる」「潮止まりだから絶対に釣れない」と単純には考えません。
潮回りの名前よりも、現場で実際に流れが効いているかを見るようにしています。
風も重要です。
僕の場合、1gのジグヘッドを使う釣りでは風速4m/sくらいになってくると、かなり釣りづらさを感じます。
ラインが風に取られれば、狙ったレンジやコースを通せているのかも分かりにくくなります。
そんなときは、釣れないからという理由でワームを替えるより、まず狙ったレンジを通せる状態を作ることを優先します。
必要ならジグヘッドを少し重くする。それでも釣りになりにくければ、風の影響を受けにくい場所へ移動する。
ジグヘッドの重さを変えるのは、魚へのアピールを変えるためだけではなく、ワームを狙った場所へ通すためでもあります。
メバリングの時期・時間・潮|釣れやすい季節とタイミングを解説
6. アタリはあるのに釣れないなら、合わせ方を見直す
ここまでは「アタリがない」ときの話でした。
一方で、アタリはあるのに魚が掛からないこともあります。
そんなときに僕がまず意識するのは、小さいアタリで慌てて合わせないことです。
「コツッ」と来ても、そのまま同じ速度、同じレンジで巻く。
魚の重みが乗るまで待つ。
そしてロッドが入ったところで軽く起こす。
僕は1g前後のジグ単をゆっくりただ巻きするとき、向こうアワセを基本にしています。
それでも食い切らないなら、同じレンジとコースをもう一度通したうえで、軽いシェイクなど小さな変化を入れてみることもあります。
7. 最後にワームやリグを調整する
レンジや速度、コース、ポイントを確認して、それでも反応がなければワームやリグも調整します。
僕の場合、基本は1g前後のジグヘッドと熟成アクアです。
長く使っている理由は単純で、自分がよく行く場所では反応が良いと感じてきたから。
素材が柔らかく、かなり遅く巻く「超絶デッドリトリーブ」でも動きを出しやすいところも気に入っています。
ただし、いつも同じものが正解とは限りません。
反応がなければ、
- ワームのサイズを変える
- 形を変える
- カラーを変える
- 必要に応じてジグヘッドの重さを調整する
といったことも試します。
ただ、ワームやカラーを変えることを僕は最初にはやりません。
どんなワームでも、メバルが反応する場所やレンジを通せていなければ釣れない。
だからまず魚がいそうな場所とレンジを探し、そのあとでワームやリグを調整する。
この順番を大切にしています。
僕がメバリングで基準にしているワームは、熟成アクア STグラブ2インチです。長く使ってきた理由や、1gジグ単での使い方はこちらにまとめています。
メバリングワームおすすめ|熟成アクアSTグラブを使い続ける理由
それでも釣れなければ、移動する
レンジも探った。
コースも変えた。
ワームも変えた。
それでも何も起きない。
そんなときは、僕なら移動します。
メバリングを始めた頃は、釣れない場所でも「もう少しやれば釣れるかも」と粘り続けることがありました。
でも、反応がないところでルアーを投げ続けても、答えが出ないことがあります。
少し歩いて次の常夜灯へ行く。
ウィードがある場所へ移る。
潮が当たる場所を探す。
メバリングは、そんなふうにランガンしながら魚を探すのも面白い釣りです。
それでも釣れない夜はある
そしてもうひとつ。
これは15年釣りを続けてきて、昔よりずっと自然に思えるようになったことです。
釣れない日はあります。
どれだけ考えても、どれだけポイントを回っても、何も釣れない夜はある。
そんなときは、無理に答えを出そうとしなくてもいいと思っています。
「今日はダメだったな。」
そう言って納竿するのも、釣りです。
むしろ大事なのは、そのあとかもしれません。
次はどこへ行こう。
まだ行ったことのない場所はないか。
あの場所なら潮が違うかもしれない。
次はこんな仕掛けを試してみようか。
釣れなかった日の帰り道に、もう次の釣りが始まっています。
昔、仲間と真冬の海を始発までランガンしたことが何度もあります。
寒い中を歩いて、投げて、また歩いて。
釣れないまま夜が明けた日もありました。
そんな日は帰り道で、某バスケ漫画の名言をもじって、仲間と冗談半分にこんなことを言っていました。
「負けたという経験が、いつか大きな財産になる。」
もちろん、その場ではただの慰めです。
でも不思議なもので、15年ほど経った今でも覚えているのは、そんな釣れなかった夜だったりします。
寒い磯で食べたカップラーメン。
友人がネンブツダイをメバルだと思って、ものすごい勢いで巻いてきたこと。
そして、結局何も釣れずに笑いながら帰ったこと。
だから今なら、釣れない夜でもたぶんこう言います。
「まぁ、そんな日もあるよね。」
釣れた日も、釣れなかった日も。
それをひとつずつ持ち帰るのが、僕にとっての釣りなのだと思います。
これからメバリングを始める人は、道具や基本的な釣り方をこちらの記事にまとめています。


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