ロックフィッシュ用のPEラインを選ぼうとすると、意外と迷う。
1号で十分なのか。
少し安心感を持たせて1.2号にするのか。
それとも、根の荒い場所を考えて1.5号まで太くした方がいいのか。
さらに4本編みと8本編みまであって、調べれば調べるほど「結局どれを巻けばいいんだ?」となりやすい。
僕自身もこれまでいくつかのPEラインを使ってきたけれど、現在ロックフィッシュでメインにしているのはPE1.5号。
製品はシマノのピットブル4を長く使っている。
一方、ライトショアジギングのシーズンには、飛距離とのバランスを考えて1.2号へ落とすこともある。
結論から言えば、ショアからのハタ釣りではPE1〜1.5号前後を基準に、釣り場や狙い方によって使い分けると考えると選びやすい。
この記事では「ロックフィッシュなら絶対に1.5号」という話ではなく、PE1号・1.2号・1.5号の違いを整理しながら、僕自身の使い方も交えてPEラインの選び方をまとめてみたい。
ロックフィッシュ用PEラインは何号がいい?
ロックフィッシュ用PEラインに「これが絶対」という号数はないと思っている。
狙う魚の大きさだけではなく、釣り場の根の荒さ、使用するロッドやルアー重量、必要な飛距離などによって適した太さが変わるからだ。
| 釣り方・状況 | PE号数の目安 |
|---|---|
| 小型カサゴなどのライトロック | 0.6〜0.8号 |
| 堤防などで中型までを狙う | 0.8〜1.2号 |
| 根周りでハタをしっかり狙う | 1.2〜1.5号 |
| 大型や荒い根を強く意識する | 1.5号以上も選択肢 |
これはあくまで一つの目安。
例えば同じ30cmのハタを狙う場合でも、障害物の少ない場所とゴツゴツした根の中では、ラインに求めたい安心感は変わってくる。
だから僕は、魚のサイズだけでPEの号数を決めないようにしている。
PE1号・1.2号・1.5号の違い
ショアからハタを狙う場合、特に候補になりやすいのが1号・1.2号・1.5号。
数字だけを見ると小さな違いだけれど、飛距離や操作性、強度への安心感には少しずつ差が出てくる。
| PE号数 | 特徴 | 向いている場所 |
|---|---|---|
| 1号 | 飛距離・操作性重視 | 堤防・比較的根の緩い場所 |
| 1.2号 | 飛距離と強度のバランス | 堤防・ゴロタなど幅広い場所 |
| 1.5号 | 強度・安心感重視 | ゴロタ・磯・根の荒い場所 |
PE1号|飛距離と操作性を重視したい場合
PE1号のメリットは、比較的細く、飛距離や操作性を出しやすいこと。
堤防や漁港周辺など、根がそれほど荒くない場所で比較的ライトにハタを狙う場合は使いやすい。
- 堤防や漁港から狙う
- 比較的根が緩い場所
- 飛距離を重視したい
- 軽めのリグを中心に使う
一方で、鋭い岩が多いゴロタや磯などでは、もう少し太さに余裕を持たせたくなることもある。
PE1.2号|飛距離と強度のバランス型
PE1号では少し不安だけれど、1.5号ほど太くしたくない。
そんなときに選びやすいのがPE1.2号。
飛距離をある程度確保しながら強度にも余裕を持たせやすく、堤防からゴロタまで幅広く使いやすい中間的な号数だ。
- いろいろな釣り場で使いたい
- 飛距離も強度も欲しい
- 一本のタックルで幅広く対応したい
- ライトショアジギングとの兼用も考えたい
僕自身もライトショアジギングをする時期には1.2号を使うことがある。
PE1.5号|根周りで安心感を持たせたい場合
ゴロタや磯など根の荒い場所を中心に狙うなら、PE1.5号も有力な選択肢。
ラインを太くすることで強度に余裕を持たせやすく、魚を掛けた直後に根から離したい場面でも安心感につながる。
- ゴロタや磯など根が荒い
- 良型のハタも狙いたい
- やや重めのリグを使うことが多い
- 魚を掛けた直後に強気でやり取りしたい
ただし、太くするほど飛距離や潮への馴染みでは不利になりやすいため、必要以上に太くすればいいというものでもない。
僕がロックフィッシュでPE1.5号を使っている理由
僕が普段ロックフィッシュで使っているのはPE1.5号。
一般的なロックフィッシュ用として考えると、少し太めのセッティングだと思う。
それでも1.5号を選んでいる一番の理由は、根周りを攻めるときの安心感だ。
ロックフィッシュを狙っていると、どうしても岩や障害物の近くへ仕掛けを入れることが多くなる。
そしてハタ類は、掛かった直後に根へ向かおうとする。
そんな釣りでは、僕の場合は多少ラインを細くして得られるメリットよりも、魚を掛けたあとに強気でやり取りできることを優先したい。
長く1.5号を使っていることもあって、今ではロックフィッシュを狙うときに「これなら大丈夫だろう」と思える、自分にとっての基準になっている。
ライトショアジギングでは1.2号へ落とすこともある
とはいえ、僕も一年中1.5号だけを使っているわけではない。
ライトショアジギングをするシーズンには、PE1.2号へ落とすこともある。
理由は飛距離とのバランス。
根の近くへ仕掛けを入れて魚を引き出すロックフィッシュと違い、メタルジグを遠くへ投げて広い範囲を探る釣りでは、キャスト性能も重要になる。
僕の場合は、根周りでの安心感を優先するなら1.5号、飛距離とのバランスを取りたいなら1.2号という使い分けがしっくりきている。
秋のライトショアジギングで「1.2号まで落として大丈夫なのか」「1.5号のままではダメなのか」という使い分けについては、実際のタックルも含めてこちらの記事で詳しくまとめています。
▶ 秋のショアジギングでPE1.2号を使う理由|1.5号との使い分けを見る
ハタ釣りとショアジギングを1タックルで兼用したい場合は、PEラインだけでなくロッドやリールまで含めた全体のバランスも重要です。兼用タックルの組み方はこちらの記事で詳しくまとめています。
▶ ハタ釣りとショアジギングを1タックルで兼用する方法を見る
PEラインは太ければいいわけでもない
それなら、もっと太いPEを使えばさらに安心なのでは?と思うかもしれない。
でも、PEラインは太くすればすべてが良くなるわけではない。
- 飛距離が落ちやすくなる
- 潮や風の影響を受けやすくなる
- 使用するロッドやルアーとのバランスが変わる
- リールへ巻けるライン量が減る
逆に細くすれば飛距離などでは有利になりやすい一方、強度面の余裕は小さくなる。
つまり大切なのは、自分の釣りで何を優先するかだと思う。
PEラインは号数だけでなく強度も確認する
同じPE1号や1.5号でも、製品によって表示されている強度は異なる。
そのため、号数だけで判断せず、パッケージに記載されたlbなどの強度表示も確認しておきたい。
ラインを買い替えるときも、今使っている製品と候補のラインを号数だけで比べるのではなく、強度や特性まで見て比較すると選びやすい。
4本編みと8本編み、ロックフィッシュならどっち?
PEラインを選んでいると、号数と一緒に迷うのが4本編みと8本編み。
僕が長く使っているピットブル4は、その名前の通り4本編みのPEラインだ。
| 4本編み | 8本編み | |
|---|---|---|
| 原糸 | 1本あたりが太め | 1本あたりが細め |
| 表面 | 比較的粗め | 滑らか |
| 糸鳴り | 出やすい傾向 | 少ない傾向 |
| キャストフィール | ○ | ◎ |
| 価格 | 比較的安価 | 高めの製品も多い |
| 向いている使い方 | 根周り・コスト重視 | 遠投・キャストフィール重視 |
ここで注意したいのが、「4本編みだから必ず根ズレに強い」とは言い切れないこと。
実際の耐久性は、編み方やコーティング、使われている原糸など製品そのものの設計にも左右される。
そのため、編み数だけで強さを判断するより、それぞれの特徴と製品の性格を見て選ぶ方がいいと思う。
僕自身は根周りを狙うことが多く、価格とのバランスも重視するため、4本編みを使うことが多い。
僕が何年もピットブル4を使い続けている理由
これまでPEラインはいくつか使ってきた。
その中で長く使い続けているのが、シマノのピットブル4。
理由は、何か一つが圧倒的だからではない。
価格、品質、扱いやすさ。
この3つのバランスが僕にはちょうどいい。
そして何年も使っているうちに、使用感もよく分かるようになった。
釣り道具ではスペック以上に、「いつもの道具だから安心して使える」という感覚が意外と大きい。
ピットブル4は今では、僕にとってそんなラインになっている。
もし根周りのハタ釣りを中心に使うなら、僕が基準にしているのは1.5号。一方で、ライトショアジギングとの兼用や飛距離とのバランスを重視するなら、1.2号も選びやすい。
もちろん、ピットブル4がすべての人にとって一番というわけではない。8本編みの滑らかなキャストフィールを重視したい人や、より細いラインを使いたい人なら、別の選択肢が合うこともある。
それでも、価格と品質のバランスを重視しながら、根周りで気兼ねなく使えるPEを探している人にとっては、候補に入れやすいラインだと思う。
ピットブル4に不満はない?
長く使っているからといって、まったく気になるところがないわけではない。
まず色落ちはする。
ただ、これまで使ってきた他のPEラインでも似たような経験をしているので、個人的にはピットブル4だけの大きな欠点とは感じていない。
そしてもう一つ。
がっつり根掛かりしたとき、1.5号だとなかなか切れてくれない。
……強いことを弱点として挙げるのも変な話だけれど(笑)。
本気で根掛かりすると、ラインを切るのにも一苦労する。
それくらいで、普段ロックフィッシュを狙っていて大きな不満を感じることは今のところ少ない。
PEラインだけで根ズレに耐えようとしない
ロックフィッシュでPEラインを使ううえで、もう一つ大切なのがリーダー。
PEラインは感度や直線強力に大きなメリットがある一方、岩などへ直接擦れる状況には注意したい。
そこで、根周りを狙うロックフィッシュではフロロカーボンなどのリーダーを組み合わせる。
だからPEの号数だけを考えるのではなく、PE+リーダーをセットで考えることが大切だと思う。
僕がロックフィッシュで使っているリーダーや太さの考え方については、こちらの記事で詳しくまとめている。
リールの番手とのバランスも考えたい
PEラインの号数を決めるときは、使用するリールも確認しておきたい。
スプールによって巻けるPEラインの号数や長さは違うため、「1.5号を使いたいからリールは何でもいい」というわけではない。
逆にリールを先に選んでいるなら、その糸巻量を確認しながらPEを決めると分かりやすい。
ロックフィッシュ用リールの番手や選び方についてはこちらでまとめている。
PEラインは何m巻けばいい?
号数が決まったら、次は何m巻くか。
堤防やボートからロックフィッシュを狙うだけなら、それほど長いラインを必要としない場面も多い。
ただ、ライトショアジギングなど他の釣りにも同じリールを使うなら、キャスト後の残量やラインを傷めて先端を切ることも考えて余裕を持たせたい。
僕のようにロックフィッシュだけでなくライトショアジギングにも使うなら、150〜200m程度を一つの目安に考えると使いやすい。
最終的には、使うリールの糸巻量を確認して決めよう。
ロックフィッシュ用PEラインの選び方をまとめると
PEライン選びで大切なのは、「ロックフィッシュなら何号」と一つの数字だけで決めないことだと思う。
- 狙う魚のサイズ
- 根の荒さ
- 必要な飛距離
- 使用するロッド
- リールの糸巻量
- 組み合わせるリーダー
こうした条件を見ながら、自分の釣りに合った太さを選びたい。
迷ったときは、飛距離や操作性を重視するなら1号、バランスなら1.2号、根周りでの安心感を優先するなら1.5号という考え方から始めると分かりやすい。
僕の場合は、根周りを攻めるロックフィッシュではPE1.5号。
飛距離も欲しいライトショアジギングでは1.2号へ落とすことがある。
そしてPEラインは、価格・品質・扱いやすさのバランスが自分に合っているピットブル4を何年も使い続けている。
もっと高価なラインや、もっと新しいラインもある。
でも、長く使って「これなら大丈夫」と思える道具があることは、根の中へ仕掛けを入れていく釣りでは結構大きい。
これからロックフィッシュ用のPEラインを選ぶなら、スペックだけでなく、自分がどんな場所で、どんな釣りをしたいのかから考えてみてほしい。
その一本が決まったら、次はリーダーを結んで、仕掛けを作る。
そして海へ。
釣れた日も、釣れなかった日も。


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